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ハロ-!エブリマメ 枝豆王子が行く

枝豆はおいしい!そして楽しい えだまめを家族団らんの象徴に

      
プロフィール

◆児島啓介[枝豆王子]◆

Author:◆児島啓介[枝豆王子]◆
作詞、作曲、歌、ギター、ほら貝

日本で唯一の枝豆研究家

歌う食育インストラクター

●食育の出前授業
『枝豆王子のいただきますワンダーランド劇場』
を主に小学校で行う(2007~2015現在)

●その他、お仕事承ります!!
食育イベントの盛り上げ係、
講演依頼、音楽ライブ、
枝豆の種まき、
レシピ実演など


O型 東京都出身 在住
青春出版社より『いつだって枝豆!(書籍)』を発売中


連絡先はメールフォームからお願いします
→ プロフィールの上にあります

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2014.10
17
 しょっちゅうおみマメ申し上げます!


北海道の枝豆といえば、
道央の中札内村の枝豆が有名だけど、
道南には『たまふくら』という枝豆があるらしい。

DSC02062_1.jpg

【今回のミッション】
1.たまふくらが畑に植わってるのをウォッチする
2.食べる
3.たまふくらを取り仕切るひとを探し出し、話を聞く

このミッションを遂行するには絶好の空(写真は恵庭市にて)。

DSC01623_1.jpg


幻の枝豆を誕生させたのは長沼市にある中央農業試験場。
ミッションの多くはここでクリアできるはずだった…。


『たまふくら』は、この試験場で平成18年に誕生した。
当時、育種を担当された方はもうここを去ってしまっていた。
ところが品種を試験するために育種を継続し、ずっとここで作られている!
食べるために作っているのではない。
タネをよりよいものにするために、研究するために作られ続けている。
したがって、ここではミッション2をクリアできない。

育種主任の藤田さんが教えてくれたこと。

P1380759_1.jpg

たまふくらの親は、『つる娘』という北海道の黄大豆と『丹波黒大豆』だった(なるほどー)。
もともとは黒豆を作るための育種だったが、選抜していく中でものすごく大きくて黄大豆(枝豆時代は緑色)のものが出てきたという。
全国的にも珍しい特長を持っている!ということで、8年間の育種期間を経てデビューが決まった。
用途は煮豆用が目的だったが、枝豆としても味がよいという評価が生産者から出てきた。
こういう経緯は丹波黒や秘伝豆と似てる。
枝豆として出荷し始めたのは平成20年から。

弱点の多い豆でもある。
生産者を苦しめるダイズシストセンチュウへの抵抗性が弱い(わりと致命的)。

さらなる品種改良によって解決できないのでしょうか?
「センチュウへの抵抗性を改善できても、現在の粒の大きさを維持できません。
 1年目からやりなおすのと変わりませんね。」

今後は病気などに弱い遺伝子を特定する方法で、品種改良の期間を短縮したい考えだ。
たまふくらはまだ見捨てられてない。

「病気に強いのか弱いのかを調べる装置(DNAマーカー)が、うちにもあるんです。」
遺伝子レベルで病気に強いタネが見つかれば、それをタネにして増やしていけばいいのだ。
じつは、この装置も、方法も警察の犯罪捜査と同じだという。すごい。

DSC01724_1.jpg

中央農業試験場では多くの作物を試験、研究している。
大豆担当の藤田さんは、毎日大豆の畑を確認しデータを取る。
その日課について「大豆の顔色を伺うんです」と話してくれた。
北海道の農業の基本や、小麦の話なども教えてくれた。


ところで『たまふくら』の生産を取り仕切ってる人は誰だろう?
「たまふくらプロジェクト、というのがありますが、今はあるかどうか…。」
急がねば!

『たまふくらプロジェクト』の拠点は函館市。
レンタカーで4時間かけて(株)だるま食品本舗さんのところへ向った。

ところが、プロジェクトは解散してた…。

DSC02059_1.jpg DSC02105_1.jpg

だるまさんの『たまふくら納豆』を購入。うまいですね~。
粒が巨大なので、大豆を食べてるという満足感に包まれる。
こんなに味が良いんだから『たまふくら枝豆』としても絶対おいしいはず!
再びモチベーションが上がる。


函館市から北斗市へ移動。
市役所の観光課で、直売所にたまふくら枝豆があるとの情報をもぎ取る!

直売所にあったーーー。

DSC02022_1.jpg

これはうまいぞい!

試食コーナーで食べることはできた。
ミッション2をクリア。

しかしミッション3、この道南地区でたまふくらを取り仕切る人物については不明のまま。


ふと農業普及センターという看板を見つけた。
途方に暮れている場合ではない。
アポなしですがすみません!
なんと、たまたまたまふくらに詳しい方と遭遇!
なんと、道南最大のたまふくら生産拠点は森町だということが判明。
翌朝8時に森町のJA前で待ちぶせし、やっと、やっと、たまふくら担当者に会えたーーー。
「NHKの方ですか?」と聞かれる。
いえ、違いますけど、、、NHKもたまふくらにたどり着いたということか!?
あせる。


たまふくら担当さんの1日の仕事に同行させてもらうことになった。ありがとうございます。

「まずは生産者さんのところへ行きます」

DSC02623_1.jpg

車は山の麓に向かってる…いったいどこへ。

DSC02723_1.jpg

まさに収穫時期のたまふくら、あったーーー。


山の麓の生産者さん曰く、
「もっと巨大にしようと思えばできるよ。でも売れないなら、やらない。」
そりゃそうだ。買うのはぼくだけかもしれない。
ある時期にトンネルをかけたら巨大になったという。

DSC02697_1.jpg

たまふくらならではの難しさの話も聞かせてくれた。
粒が大きすぎてタネまきにてこずる(機械の規格に合わない)、種皮が硬くて発芽率が悪い、樹が大きくて生育が遅い…など。
思ったより大変そう。

たまふくら集荷基地へ。

DSC02168_1.jpg

現在は8軒の農家さんが生産していて、ここに集まってくる。
今年は大阪、神奈川、名古屋や札幌の店舗に卸している。
ぼくらがたまふくら枝豆をお買い求めできる方法は非常に少ない。

DSC02428_1.jpg

1株をもぐだけで指がヒリヒリした。枝とサヤをつないでる部分が強すぎるんだね。

DSC02585_1.jpg

高台にある集荷所から見えるのは、青く広がる海。

P1380907_1.jpg


海の向こう(本州や外国)へ旅立ってゆけるのか!?たまふくら

DSC02791_2.jpg

ゆめ、ふくらめ!




北海道といえば、いつもお世話になっている(株)雪印種苗さんの研究農場。
忙しいのに会ってくださった。

DSC01883_1.jpg

味のいい品種というのはなんらかの欠点を抱えてるそうです。
欠点を補おうとして新しいものと交配したとしても、味はついてこない(別の味になってしまう)ことのほうが多い。
収穫しやすいものが優先されて、そのなかでも味の良いものが最終的に選抜される。
品種のバリエーション、引き出しを増やして様々なニーズに対応できる準備をしておくというお話。

枝豆のことを知れば知るほど、できないこともわかってくる(多収とおいしさの両立とか)。
でもそれもぜんぶ含めて枝豆なんだ。
枝豆をおいしく食べたい。
おいしい枝豆を守りたい。
フォーエバー。

DSC02102_1.jpg

時代はどう動いて行くんだろう?
そんなことも考えた貴重な時間でした。




                hyoushiのコピー

食育: 枝豆王子の『いただきますワンダーランド』は →コチラ



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